« 「ヨガ・セラピー」スタート | トップページ | 夏の思い出 »

被災地ボランティアを終えて

 

 

東日本大震災は多くの国民が一瞬にして、命を奪われる大惨事であった。同じ日本国民として何かできることはないだろうかと思い、今回ボランティアに参加させていただいた。

Download1

 


Download3



 

 実際の現場はメディアが報道する映像よりも想像を遥かに越える悲惨な状況であった。

 528、初日。活動の場である、岩手県大船渡市へ向かった。車窓越しに被害の大きかった大船渡市、陸前高田市を視察。瓦礫が散乱したままの場所、ある程度まとまって山積みになっている場所と処理段階はまちまちであった。

視察後、避難所であるホールへ向かった。広い館内にはダンボール箱を仕切りとし、一家族34帖ほどの僅かなスペースで、プライバシーの確保もほとんどされていない状態で過ごされていた。

 挨拶を兼ね館内の巡回を開始。被災者の方が自らの体験を話して下さった。90歳の女性は「津波が来てから、必死で高い場所へ登って助かった。自分はきっと生きる力があるんだね。」と。淡々と話す中にもたくましさを感じた。巨大な津波に流されながらも、何とか命を落とさずに生き残った人達も多くいたのである。もし、自分が生き残った方と同じ立場であったら何を思うだろうか?かけがえのない生命力に感謝をし、大切に生きなければ!と思うであろう。

Download


 

 二日目、瓦礫処理のため田んぼへ向かった。総勢19名で作業を行った。現地に到着し、家の中の状態が想像できるほどの多くのものが溢れて散乱した場を目の前にして、こんな状況に対して人間の手で一体どれだけのことができるのだろうと、諦めに近い気持ちになっていた。だが、今日与えられた業務をこなさなければならない。地盤沈下で70cm程沈んだためもあり、水がはけてなく、ぬかるんでいた。長靴を履き、田んぼ内へ入ると想像していた以上に足が取られてしまう。足元が不安定な場で木片や瓦礫などを運んだ。途中、泥まみれになっていたアルバムを見つけた。笑顔で写っている家族の写真であった。泥の隙間から小さくてかわいい赤ちゃんの姿が覗けた。

この家族は助かったのだろうか・・・。

Download2



 

 三日目。避難所である公民館で被災者の方達のカツ丼を作ることとなった。今までに使ったことのない大きな炊飯釜や鍋、140人分の食材や調味料、調理器具を台風による激しい風雨の中、車から館内に運んだ。早速10人のスタッフで役割分担をし、作業にとりかかった。スタッフのチームワークやメンバー一人ひとりの作業に取り組む真剣な姿勢に同じチームメンバーでありながらも心を打たれた。

 

 カツ丼を提供し一休みした後、ヨガを教えた。長期の集団生活でストレスを抱えている方も多いであろう。終ったあとはリラックスできたと喜んでいただいた。

 

「来てくれてありがとう。」「カツ丼を作ってくれてありがとう。」「声をかけてくれてありがとう。」「話を聞いてくれてありがとう。」「ヨガを教えてくれてありがとう。」数日間の活動の中でたくさんのありがとうの言葉を頂いた。

 

 活動後のミーティングではそれぞれの活動の振り返りをし、情報共有等を行った。あるボランティアの方は、「自分が作ったものを食べてくれてありがとう。」と言ったそうである。この言葉から人のために作らせていただいたという相手への感謝の気持ちが感じられる。奉仕の心というのは、決して見返りを求めるのではなく、相手のことを思い、何かをさせて頂く気持ちから生まれるものなのではないか。その感謝の気持ちが通じ合い、人と人の絆が生まれていくのだと感じた。

さらに、過酷な環境下でありながらも、肩を寄せ合い暮らしている方々のたくましさに触れることで、たくさんのパワーを頂いた。辛い状況であるからこそ、普段は当たり前と思ってしまう些細なことであっても、小さな幸せや感謝を感じられるのではないか?

 

 ボランティア活動への参加はインドの「マザーテレサの施設」「アースデー東京」に続き、今回で3回目である。ボランティアは自分が活動を行うことで、誰かの役に立てれば!との気持ちが原動力となっている。しかし、実際に活動を行ってみると、自分がしていること以上に得られるものがあるのだ。

 

 帰り道、車窓から眺める山や海、川に囲まれた雄大な大自然に疲れた心が癒された。

一日も早い復興を願いつつ、元の美しい景観を取り戻せることを祈っています。




|

« 「ヨガ・セラピー」スタート | トップページ | 夏の思い出 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 被災地ボランティアを終えて:

« 「ヨガ・セラピー」スタート | トップページ | 夏の思い出 »